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芯まで腐らないために

田舎大学生がダラダラ更新します。5分程度で読める記事をあなたに。

ずっと好きでした。告別文。

一目惚れをしてしまいました。

いきなりこんな手紙を押し付けてごめんなさい。そして、この手紙を開いてくれてありがとう。

迷惑でしたらば、この先を読まずに捨ててもらっても構いません。

 

文頭に記した通り、僕はあなたを一目見た時からずっと好きでした。

今でも、あなたを思うこの気持ちは変わりません。

実は、いつから好きになったのか覚えていないのです。気付いたら僕は、前の席に座るあなたの長い、サラリとした髪をずっと眺めていたのです。

それでも忘れられないこともあります。キャンパスライフに全力なあなたはもう忘れているでしょうけど。

1年生の春、入学オリエンテーションとして開催されたディスカッションがありました。ランダムで分けられた4.5人の班に分かれて議題に沿って討論を交わした、あの行事です。実はその時、あなたと僕は同じ班だったんです。

そこで何度か会話をしましたね。他県から越してきたこと。今は一人暮らしをしていること。実家は驚くほど田舎だということ。あまり明確に会話の内容は覚えていませんが、あなたの、僕に向けてくれた満開の桜のような笑顔ははっきりと覚えています。忘れられません。僕は女性から好意的な笑顔を向けられたことが初めてでした。あなたの笑顔は、今でも大切な宝物として僕の心にしまってあります。

それから、あなたと僕は会話を交わしていませんが、それでも僕は、ずっとあなたを見ていました。

春。長い髪を結び、男勝りのその長身に深緑色のジャージを纏ったあなたの、普段の鷹揚で落ち着きのある顔つきとはまた違う、溌剌とした笑顔を友人に振りまいている姿がとても愛くるしくて、可愛かったです。

夏。初めての定期試験前の講義。小さい机に背中を丸めて懸命にノートをとるあなたの姿はとても印象に残っています。僕の予想違いでなければフル単でしたね。おめでとう!

秋、そして冬になりあなたは服を着こみ、その上にコートを羽織って登校するようになりましたね。大人びた薄い肌色のトレンチコートは長身のあなたに良く似合います。すごく素敵でした。

【自主規制】県有数の進学校出身のあなたはとてもまじめに講義を聞いていますね。優秀なんだろうなと思います。高校時代も強豪【自主規制】部で主将を任されていたあなたは精神面もタフなんだろうなと思います。

だけど、たまに午後の時間に顔を伏せて寝ている時がありますね。でも僕は、そんな人間的なところも好きなのです。物事に一生懸命な女性は格好良くて、美しいと思います。だけど、自然本来の人間的なあなたも好きなのです。

つまるところ、僕はあなたが好きでたまりません。

だけど、僕の気持ちは、あなたにとって不愉快で迷惑なものだと知っています。

ですから僕は、あなたに好きだとは言いません。この手紙も、俗にいう告白文。ラブレターではありません。

 

この手紙は、告別文です。

僕の僕による僕のための、告別文です。

 

僕は異性との付き合い方を知りません。

そもそも、人との付き合い方も知りません。

それでも大学生になって、多少はマシになったかもしれませんが、それでも人並みには程遠い。

僕は、この思いを胸に燻ぶらせ続けていたらいつか何かが起こってしまいそうで怖いのです。そんな予感がするんです。

僕は、あなたの幸せを壊したくないです。

ですから、僕はもうあなたを見ることはやめにします。

あなたの幸せのために、そしてそれ以上に僕のために。

ここまで読んでくださってありがとうございます。書き終えてみればひどく変態的で自己中心的な内容でしたね。改めて、ごめんなさい。

いつか、講義中にあなたは友達とこんな会話をしていましたね。

「私なんて、全然モテないから云々・・・。」

これだけは伝えたいです。あなたはとてもとても美しい女性です。悲観する必要はありません。良い友達を持ち、良い人と結婚し、良い人生を歩んでください。陰ながら応援しています。

そして、僕はあなたのことが大好きでした。でした。

 

あなたの人生が、これからも華やぐものでありますように。

 

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っていうのを好きな人に渡したいんだけどどうだろうか?

 

いうえ